娘の金銭感覚。
先日、娘から電話があって
車を買うのに、ローンが通らないので
ママ、保証人になって!
というのです。
カローラクロスという出たばかりらしい車を見るだけ見に行ったら
ディーラーの方にローン組めるような話されて、
中古車しか買えないと思っていた娘はすっかりその気になってしまったようです。
実は娘には
会社をやめて今はフリーランスなことも
マンションを買っていることも内緒にしていました。
もちろん息子にも内緒です。
でも、保証人になるには、私の個人情報を知らせないといけません。
私の年収も、です。
しかも、もう正社員ではないので、
保証人などになれるのかどうかもわかりません。
あまり言いたくないけど仕方なく私の事情を娘に話して、
ディーラーの方とも直接話をして
それでもとりあえず申し込んでみたら、ローンが通りました。
正社員じゃなくても、保証人になれたことに驚きました。
まぁ車のローンだからそれほど厳しくないのでしょう。
それにしても、娘の収入からしたらずいぶん高い車を買ったものです。
私の感覚からしても充分高い車です。
彼が半分出してくれるということらしいのですが。
そして、それよりも娘の金銭感覚が気になりました。
私は10年くらいHONDAのN-BOX Customに乗っています。
N-BOXを乗り換えて乗り換えて、いまは3代目というか、3台目になります。
娘が私の昨年の年収をきいて、
なんでママは軽自動車なんかに乗っているの?
ママくらいの年収ならもっといい車乗ればいいのに
といいました。
私はN-BOXが気に入ってるから、それでいいんだよ、と云いました。
当たり前ですが、車なんて、年収でグレードを決めるものではなくて
欲しいと思う車を、年収と照らし合わせて買えばいいんです。
それに私からすれば
3台目のN-BOXは230万円もして、充分に高い車だと思ってるんですよね。
余計な機能がたくさんついて、買い替えるたびに値段が上がっています。
年収によって、車のグレードを決めつけるような娘の言動に
ちょっと不安を覚えました。
娘も私と同じで
車を持たない生活なんて考えられない、という考えの持ち主です。
それでも組める精一杯のローンを組むのは違うと思うのです。
ローンが組めるからって、
そのものが買えるだけの経済力があるということではないんです。
組めないと思っていた住宅ローンが組めることになって
喜んでローンを組んでしまい、
結果、今、住宅ローンに少なからず苦しんでいる人を知っています。
家賃より支払額が安くなるから払える、なんて妄想なんです。
数千万円の借金をかかえるわけですから。
支払えなくなって売るとなっても
車ならすぐに売れるけど、住宅はすぐには買い手はつかないでしょうし、
車も住宅も売ったとしてもオーバーローンにしかなりません。
ここまでの支払なら大丈夫。
これ以上になると支払えるけどきついかも。
これ以上はやめておいたほうがいい。
そんな自分の支払能力に対する金銭感覚を養うのって
経験しかないんですよね。
だから、今回は、云ってわからなくても仕方ない。
経験してもらうしかないと諦めました。
たぶん支払えるけど、
余裕はなくなるんじゃないかなぁと思います。
何事も経験です。
若い時ならまだなんとかなると思うから。
それに娘だからといって
もう私が口を出せることではないですものね。
忠告はするけど、判断は娘たちがするしかないのです。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。